各事業についてご説明します

害虫駆除事業

シロアリは木材(セルロース)を分解し、養分を得ています。森の中にいるときの役目は倒れた木を土に返すことで、シロアリは森のお掃除屋さんとして生態系を守っています。しかし、ひとたび住宅に住み着くと気付かない間に家の木材を食べてしまい、ときには、木材をボロボロにしてしまう恐ろしい生き物でもあります。
シロアリが好きなのは、暗くて湿気のある暖かい場所です。床下、屋根裏、浴室、畳の裏など、湿気の多い場所ならば、どこでもシロアリの住処になる可能性があります。以下のシロアリ駆除についてご説明します。

【ゴムやプラスチック、電線やレンガまでも被害に】
シロアリの被害が最も多いところは、湿気の多い床下の土台や柱、洗面所、浴室、台所などです。シロアリは主に木材(セルロース)を食べます。木材以外では、床下にある配線を食べてしまうこともあります。「コンクリートの基礎だから大丈夫」と安心していたらシロアリに侵入されていた。そうしたことも少なくありません。また、強靭なアゴでレンガや鉛、薄板を食べて住宅に被害をもたらすこともあります。
【シロアリの防除の方法】
シロアリ防除には、新築時に行う予防処理と既存建築物に対して行う処理があります。新築時に行う処理は、シロアリの被害と腐朽を予防する事を目的とし、既存建築物の処理は建築物を食害しているシロアリを駆除し今後の蟻害を予防する場合と、蟻害は無いが予防の為に行う場合とがあります。シロアリ防除処理は、認定薬剤を用い、防除施工標準仕様書及び安全管理基準に基づいて処理を行うようになっています。防除処理には土壌処理と木部処理があり、その両方を行うことになっており、防除施工標準仕様書では五年を目途に再処理をするとしています。
【土壌処理とは】
ヤマトシロアリやイエシロアリは、一般に地中を通って建物内に侵入してくることが多いので、建物の基礎の内側や束石の周囲、その他シロアリが通過する恐れのある土壌を薬剤で処理することが、シロアリの侵入を防止する最も効果的な方法になります。通常は、土壌表面に薬剤を散布し防蟻層を形成します。最近では、防蟻効果の他に土壌からの水分蒸散防止を目的とした土壌被膜形成工法やシート工法も採用されています。
【木部処理とは】
木部処理は、木材表面に薬剤を噴霧器を用いて吹き付け処理するか、又は刷毛等で塗布する方法と、木材や壁体に穿孔して薬液を注入する方法があります。新築建物の木部処理は、通常、地面から1mまでの部材、浴室回り部材、洗面所や台所等の水回り部分の木材を処理します。また,木口、切り欠き、ボルト穴、仕口、接合部、コンクリート接触面等は特に入念な処理が必要です。
【ベイト工法】
この工法は、従来工法の約千分の一という少量の薬剤を使い、しかも、その薬剤が環境へ流失しない閉鎖系のシステムです。
ベイト工法は、予めシロアリの好む餌(薬剤は入っていない)を入れたモニタリングステーションを地面 に埋設し、シロアリを発見したときにベイト剤をセットする方法と、ベイト剤を入れたベイト・ステーションをシロアリが生息している箇所に限定的に設置する方法とがあります。
【木材の防腐について】
シロアリが生息する地域では、防蟻処理と防腐処理を同時に行う必要があります。また、シロアリのいない地域でも、適当な条件が整うと木材が腐ります。 そのため、建築物を木材防腐薬剤によって防腐処理を欠かすことができません。これは、耐震性など建築物の初期性能を維持するためにも重要なことです。
【概算費用】
建築物の種類や築年数にもよりますが、薬剤散布の場合で1㎡あたり2,000円から3,000円ほどになります。また、ベイト工法の場合は1㎡あたり 4,000円から6,000円ほどになります。
いずれにしても、詳細な金額はご要望等を詳しくお聞かせいただいた上でのご提案とさせていただきます。

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